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- フランスの片田舎が魅力的な理由。伝統的な家づくりに見られる特徴をご紹介
2022.11.16 | 営業部
フランスの片田舎が魅力的な理由。伝統的な家づくりに見られる特徴をご紹介
ラフェルムがテーマにしているフランスの片田舎の風景。その魅力は、私たち日本人にとって単に「異国を感じる」というだけにとどまらず、フランスだからこその地域特有の家づくりや文化・慣習から生まれています。
そこから滲み出てくるぬくもりや落ち着いた風合いは、世界中の人々にとっても暮らしやすく心地良いものだからこそ、魅力的なのだとラフェルムは考えます。
そんな魅力を感じさせるフランス片田舎の家づくりには、どういった特徴があるのか。これを知ることが、フランスの片田舎の美しさの謎を解くカギになるかもしれません。
フランスの片田舎の家々が持つ、代表的な特徴をご紹介します。
フランスの片田舎の家の特徴
フランスには『モノを大切にする文化』が深く根付いています。そこに豊かな自然という要素が融合することで、フランス特有の家づくりのスタイルが生まれています。
特に、田舎にあたる地域では代々受け継がれた住宅を大切に保ち続け、長い時間紡がれてきた歴史と手づくり感を感じさせてくれます。
実際に家々を見てみると、そういった片田舎の家づくりには共通した様々な特徴があります。代表的なものとして以下の点が挙げられます。順にご紹介します。
- レンガ造り・石造り
- 三角屋根と瓦屋根
- あえて見せる天井梁などの小屋裏空間
- マテリアルには天然素材を
- 間接照明によるメリハリある空間づくり
- リビングはくつろぎ空間
- 家族での食卓風景を大切にするダイニング
- 麻やリネンの布を活用
- 木箱やかごによる収納
レンガ造り・石造り
フランスの片田舎の家構造は、多くが各地域で採れる石やレンガを使っています。
このような伝統的な構造が今でも続いている理由としては、建て替えではなく時代時代で補修しながら住み続けていくという文化にあり、非常にフランスらしい特徴と言えるでしょう。
石造りやレンガ造りの家は、壁全体が崩れないように漆喰を分厚く塗り込むことで強度を保ってきたという特徴があります。
ラフェルムでは漆喰にオリジナルのスサを混ぜ込むことで、そういった石造りの厚み感や表情の再現にこだわっています。
三角屋根と瓦屋根
屋根の特徴としては、多くの家が三角屋根や瓦(かわら)屋根です。
三角屋根は、茅葺(かやぶき)やレンガといった、地域ごとの風土に合わせた材料が使われています。一般的に今ではあまり見られなくなった三角屋根は、非常に「家らしい」風貌でノスタルジーな雰囲気を感じさせます。
フランスでは、瓦屋根の場合もその土地土地で採れる土を使用しています。そのため、地域によって異なる色合いを見せてくれ、町それぞれの印象を形作っているのです。
あえて見せる天井梁などの小屋裏空間
家の中を覗くと天井を組んだ梁がむき出しになっており、無骨でありながらも趣きのある天井が目立ちます。
梁は塗装で仕上げられており、色褪せるたびに塗り直しを繰り返しているので、時を感じる深みある表情が特徴的です。
こういった小屋組みをそのままに見せる小屋裏が、フランスの片田舎にある家の大きな特徴です。年月を経た梁材は味わい深く、リビングなどの室内空間からも天井梁がそのまま見える作りは、田舎の住まいの風景の代名詞と言えるでしょう。
マテリアルには天然素材を
片田舎の家では、石や木、漆喰など家の構造全てを自然素材で仕上げます。また、フランスにはタイルの産地がいくつかあり、そのなかでも艶のないマットな質感のタイルを用いると、田舎の素朴さを感じる仕上がりになります。
ドアももちろん木製で、擦りこまれた風合いが印象的です。木の質感と、日焼けして色褪せた表情がさらに魅力を引き出してくれます。
間接照明によるメリハリある空間づくり
フランスでは天井に配線がされているということが少なく、配線があるとしても壁付けのブラケットライトなどの間接照明がほとんどです。
多くはスイッチが連動したコンセントにスタンドライトなどをつなげることで、明り取りをしています。日本の住宅のように、室内全体を明るく照らすということはほとんどなく、各所に必要な分の灯りだけで優しく照らすことで、陰影を楽しむ空間づくりをしています。
リビングはくつろぎ空間
リビングルームは心地よさを重視した作りは特徴的です。家族はもちろん、ゲストなどが来てもゆったりと過ごせるような複数人掛けのソファや、触り心地のよいリネンなどの素材を使ったクッションを置いて、ゆったりとくつろげるように配慮しています。
空間を活かしたレイアウトをとることが多く、テーブルなどは最小限のサイズにとどめます。
家族での食卓風景を大切にするダイニング
大きめのダイニングテーブルを配置して家族みんなで食卓を囲む暮らしは、片田舎の象徴的な風景です。フランスでは古くから夜に外食をする文化がなく、夕食は家族で食卓を囲んでとるものとされてきました。
使えなくなった木ドアを加工して天板にしたテーブルなど、長年使い古した味わいのあるテーブルに、一脚ずつこだわり集めていった椅子を合わせた食卓風景が、家族だんらんの時間に味わいを加えます。
麻やリネンの布を活用
家の中の各所で、布素材として麻やリネンの使用が目立ちます。麻やリネンは何度も洗えて使いやすく、その柔らかな質感が家の風合いにもとてもマッチします。天然素材の色合いを活かした優しい印象が、片田舎らしさを感じさせます。
木箱やかごによる収納
収納に関しても自然素材を活用しています。家の普段の収納箱には、使い古したリンゴの木箱を活用することが多く、フランス特有のモノを大切にする慣習と、木の古びた美しさを感じられる部分です。
日用品の収納には、手に入りやすいカゴ(パニエ)を使うことも多く、カゴ特有の優しい雰囲気が、現代的な収納には無い味わいを与えてくれます。
まとめ
フランスの片田舎の家々に見られる、代表的な特徴をご紹介しました。全ての特徴から、素材を大切にするだけでなく、素材の良さを最大限活かす家づくりの考え方を感じていただけたのではないでしょうか。
昔ながらの伝統的なものでありながら、現代でとても重要視されているエコの視点にも通ずる暮らしには学ぶべき点も多くあり、それもラフェルムが提供したいひとつのテーマです。
見た目だけでなく、そこに暮らす人々の心の美しさも映し出す家。ラフェルムでは、そういった部分にもしっかりと目を向け、真に魅力ある暮らしづくりを皆さまへお届けします。
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